不登校気味な我が娘、今日はまんまと理科の時間の、「虫取りへ行く予定」に誘惑され
平然と登校しました。(こんなに単純なのになぜ不登校…)
この間娘と一緒に学校へ登校した際、職員室で先生とお話してから帰ろうと思い、保
健室の横を通った時に、スゴイ勢いで泣いている子がいました。
姿は見えませんでしたが、声からして男の子のようです。
もう我を忘れて、怒りも入り、保健室のドアを蹴っ飛ばしていました(;^ω^)
(あ~ちょっと前のうちの息子みたい…)と、他人事には思えずハラハラして通りすぎま
した。
ど~したのかな~。先生に怒られたのかな~。
心配ですが、何もできず、職員室で担任の先生とお話しして、また帰りに保健室の横を
通りました。
すると、まだ男の子の声は聞こえていて、さっきよりも興奮が増しているようでした。
そこに先生らしき人の声がして「あらあら…」と困ってはいるようですが、怒ってはい
ないようです。声からして、結構年配の方だと思います。
男の子はずーっと泣きながらドアを蹴っ飛ばしていました。
多分、威力や音から想像すると低学年と思われます。(自分の息子も家ではしょっちゅ
う聞く音だったのでわかる(;^ω^))
私は通り過ぎただけでしたが、その出来事からフッと二つの事を思いました。
男の子の対応をしているのが、落ち着いた方で良かった。
怒りに対して、恐く叱り返す先生じゃなくて良かった。
最近の学校での子供の教育はどんな感じなのか?
学校での出来事をあまり語らない我が子達ですので、どーやって怒られるのかなどは全
く分かりません。(怒られ過ぎて話したくないのか)
ですが、私の時代は先生に怒鳴られる、げんこつされるなどの経験はけっこうあります。
(私が悪い子だったのか??)
今ではげんこつなんてしたら先生のほうが大変な事になっちゃいますが、
昔の学校教育は恐怖で押さえつけられていた部分も少なからずあると思います。
そう冷静に分析している私も、かつて子供がもっと小さい頃、言う事を全然聞かない我
が子に対し怒り狂う毎日でした。
怒りに対して怒りで返していました。
だって母だって毎日毎日同じことの繰り返しで疲れ切っていましたもの( ゚Д゚)…
子育て・教育って本当大変です。
子供は皆が親や先生の言う事を聞くわけじゃありません。
親や先生だってただの人間ですからそりゃイライラします。
母は毎日ほぼ一人で出産から乳幼児→幼児→永遠と……子育てが続きます。
先生だって一人で一クラスを纏めなければいけません。
余裕がありません。本当に本当に大変です。
少し子供が育った今だから思えるようになったことがあります。
怒ってる人を恐怖で押さえつけるのってその場しのぎにしかならないのかなー、って。
余裕がないから早く解決したいからその場しのぎに怒ってしまうのだけど…やっぱり良い方法ではないのだなーと。
私、先生に人生で一回だけげんこつくらった経験があります。でも何故怒られたのか? 全く覚えていません。覚えてるのは、凄く痛かったことと怖かったこと。
逆に、小学生の時、石を投げて遊んでいて窓に当たってヒビが入ってしまったという苦い経験があり、その時校長先生に謝りに行ったのですが、校長先生は全く怒る事なく「正直に言ってくれてありがとう」と言って下さいました!子供ながらに(なんて出来た人なんだろう✨)(笑)と思った事を今でも覚えています。
私が泣きわめいてドアを蹴っている子供と「あらあら」と寄り添っている(であろう)先生の声を聞いて何を言いたかったのかというと、
ドアを蹴るという衝撃的な事をしても、落ち着くまで寄り添って待ってあげるということが出来る先生。その子の事を心から心配して考えてあげられるんだなぁ、凄いなぁという事です。
もちろん落ち着いた後は、なぜ泣いているのか解りませんでしたが、ドアを蹴ってしまったことに対しては注意されるべきだし、自分でも落ち着いたら反省すると思います。
歳を重ねると丸くなると言いますが、私も人を優しさで包みこめるような暖かい人になっていきたいな~って思います。
病気を経験し、だいぶ私も丸くなったかな~と思っていましたが、まだまだです"(-""-)"